飯塚果樹園

飯塚 芳幸

IIZUKA YOSHIYUKI

ぶどう栽培のプロとしての夢があった。
「自分の品種を作る」と着手したのは2000年ころ。

2008年に『アウローラ21』と『カッタクルガン』を交配し、50粒以上の種を撒いた。
そして11年の歳月をかけて選抜を行い『真沙果』が産まれた。

同時に美味しいだけでなく、食べて安心・安全の証である特別栽培農産物※の認証をうける。

※農薬使用量、化学肥料使用料が通常の半分以下であることを認証団体に認められた農産物

ぶどうの色づき、玉張り、軸、すべてが成熟度合いを見極める材料になる。
納得できるものだけを収穫する。

飯塚 芳幸(いいづかよしゆき) ぶどう生産者

昭和24年長野県生まれ。
長野県農業技術大学園(現長野県農業大学校)を卒業後、JAの営農指導員を務める。25歳で実家である飯塚果樹園を継ぎぶどう栽培を始める。
飯塚果樹園周辺は元来水田地帯であり、水はけが悪くぶどう栽培には適さないといわれていた。その土壌を克服するために地中に排水路を張り巡らせ有機質を施すなど様々な土壌改良を行う。また土壌微生物の働きや根と微生物の関係などを学び「健康な根を育てるための土づくり」に長年尽力する。
後継育成にも力を入れ、全国各地より30人以上の研修生を受け入れる。
2017年より娘夫婦を後継に迎え、共に感動するぶどう作りに取り組む。

<主な受賞歴>
長野県県知事賞(通算7回)
日本農業賞優秀賞(2010年)
緑白授有功章(2018年)
<主な経歴>
長野県果樹研究会ぶどう部会長
株式会社マルタ取締役